【昆布締め用】うまみを引き出す、昆布締めおこぶ(真昆布使用)
うまみを引き出す。いつものお料理が上品な逸品に。
先人の知恵と工夫から生まれた昆布締め。昆布〆とも表現されます。
生ものでも保存がきき、それでいてうまみが増す。昆布のうまみ成分が魚や肉のうまみ成分と反応し、1+1=2ではなく、1+1=7にもなります。一番わかりやすのはお刺身です。特に白身の鯛や平目をおすすめします。
作り方は簡単。
まず昆布を固く絞ったふきんで拭き取り、昆布を敷きます。
そこにまず振り塩をして刺身をのせます。
そして刺身にも軽く振り塩をして昆布を重ねます。
できるだけ空気を抜き、ラップで包んでタッパーなど重石をのせて冷蔵庫へ。
余談ですが、この作り方の塩の代わりに、日本酒を昆布の表面に薄くのばして湿らせる方法もあります。
柵と切り身で少し寝かせる時間が変わります。柵だと1日後、切り身だと3~4時間が食べ頃です。だいたいそれぐらいに昆布を取り外してください。この昆布はまだ出汁にも佃煮や炒め物にも使えますので、すぐ使わなければ冷凍庫で保存してください。
味や食感の違いは、柵から作った昆布締めは昆布の風味が表面だけにつく形となるので、魚と昆布の風味のバランスが良い仕上がりに。刺身で作ったほうは、昆布の旨みがしっかり移り、塩もききやすいので身も締まった仕上がりに。
そして昆布締めにすると、余分な水分が抜け出るので日持ちします。美味しく食べる目安は冷蔵庫で2~3日。何もせず冷凍にした白身と違い、細胞が潰れないので、刺身の食感を何日も楽しめます。魚によれば生刺身より味が良くなったりもします。
昆布締めの召し上がり方は、だし醤油や生姜醤油、塩やゆず胡椒の薬味もおすすめです。
さらにはちらし寿司や巻き寿司の具、お茶漬けやカルパッチョなどでも美味しく召し上がれます。
ご家庭の、いつものお刺身がひと手間で上品な逸品に。
ちなみに当店スタッフの人気はたらこの昆布締めです。
<原材料名>
真昆布(北海道産)
<栄養成分表示>(100gあたり)
エネルギー 145kcal
たんぱく質 8.2g
脂質 1.2g
炭水化物 61.5g
食塩相当量 7.1g